私が絶対に読んでほしい本紹介~一冊目~
こんにちは。サーカスです。
皆さんは今まで読んできた小説の中で心に残った本は何があるでしょうか?
初めて泣いた本や、ことの顛末に衝撃を受けた作品など心に残るという作品はそうお目にかかれないと思います。
私は今まで多数の本を読んできましたが、内容は割とすぐに忘れてしまいます。
見たら何となく思い出せる程度ぐらいです。
しかし、心に残る本と言えば私は真っ先にこれを上げたいと思います。
キノの旅 the Beautiful World<キノの旅> (電撃文庫)
- 作者: 時雨沢恵一
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2014/11/01
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る
私が本を読み始めたきっかけとなった本です。
ライトノベルと呼ばれる小説で、初めて本屋でこの小説を見かけた時は「漫画かな?」とさえ思っていました。
この本を見つけたのは私が小学5年生の時で小学生の頃の私はお小遣い制でしたので、少ないお小遣いの中から本を買うことに躊躇いながらも、表紙につられて買ってしまいました。
因みに小学生の頃の私は漫画も読まず、勿論小説も読まず、何をしていたかというとゲームばかりをしていました。
本は我が家に無かったかというと、そういう訳でもなく、本が読める環境にありながら私はそれらに一切興味を持つことが出来ませんでした。
私たちの年代ですとゲームキューブが流行った時代で、友達と放課後に誰かの家で集まり、皆でゲームをするのが楽しかった思い出があります。
話がそれてしまいました。すいません。
そして、買ったこの本を読んでみました。
実際に読んでみるとこれがなかなか面白い。
主人公はキノという名の旅人で相棒のエルメス(バイクです)と一緒に色々な国を巡っていくお話です。
正直ゲームばかりしていた私にとって小説の中で繰り広げられる生殺与奪の殺伐とした世界はかなり衝撃的でした。
リアルとかけ離れたゲームの世界とは違い、人が生きて、生きていくために人を殺すという話の流れに私は少なからず心を動かされました。
ただ単純にその世界観が面白かっただけなのかもしれませんが、今となってはこの小説に出会えて本当に良かったと思います。
私はこの本のお陰で本を読むことが好きになりました。
思い出話はこのくらいにして、小説の内容を紹介したいと思います。
先ほども言いましたが、この物語はキノという主人公と相棒のエルメスと旅をするお話です。
キノは国を巡るにあたってあるルールを設けています。
「一つの国には3日間のみ滞在する」
というルールです。
このルールのもと物語は進んでいきます。
キノが訪れる国々はそれぞれ特徴があり、それがこの物語を面白くさせています。
旅人に友好的な国もあれば、最初から敵意むき出しの国もある訳です。
そんな国々の人々に対してキノがどのように関わっていくのかが面白いです。
キノの他にも魅力あふれるキャラクターが出てきます。
この独特な世界観をぜひ読んでみてください。
キノの旅 the Beautiful World<キノの旅> (電撃文庫)
- 作者: 時雨沢恵一
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2014/11/01
- メディア: Kindle版
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表紙は発売当初のものからリメイクされてしまいましたが、こちらの表紙もいいですね。
昔の表紙よりかなり大人びている印象を受けます。
それにキノの旅は現在も発売されております。
小学五年生の時に買ったものが今や十何冊と出ているので時代の流れを感じます。
私も老ける訳です。
では、本日はここまでにしたいと思います。
ありがとうございました。
キノの旅-the Beautiful World- 文庫 1-18巻セット (電撃文庫)
- 作者: 時雨沢恵一
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2014/10/10
- メディア: 文庫
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