劇場サーカス

主に自分が読んできた本(小説・漫画)を紹介します。

思い出の小説~嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん~

 こんばんは。サーカスです。

 今日はとても暖かい日でしたが、風が一日中強く吹き荒れている日でもありました。

 ところで皆さんは自分が晴れ男(女)もしくは雨男(女)か意識したことがありますか?

 私はどちらかと言えば晴れ男です。

 今日の予報は雨でしたが、私が出勤するときは晴れており、仕事の最中に雨が降り出しました。そして、帰る際には雨が降り止んでいました。

 こういった日が何回かあると「自分って晴れ男なんではないか?」と思うようになってきませんか?

 自分が外出する時だけ晴れていると分かっていたら傘を持たなくていいので私としては晴れ男であって欲しいと思っています。

 まぁ、晴れ男だと思いながらも晴れじゃなかった時もやっぱりあるのであまり当てにはなりませんけど。

 因みに私の奥さんは強烈な晴れ女です。外出する時はほぼ間違いなく晴れますので、旅行やお出かけの際にあまり天気予報を気にしません。

 ほとんど晴れますからね。

 

 

 高校時代の思い出はあまり思い出したくないですが、高校の時の思い出は今の自分の価値観を大きく決めている大事なものだと思っています。

 洗っても洗っても落ちない台所の黒カビのように根が深く、そして切り離せないうっとしいものでもありますが。

 その私の高校生活の中で読んできた小説の中で今でも自宅の本棚に置いてあるのがこの小説です。

  嘘つきみー君と壊れたまーちゃん。

 タイトルからは不穏な気配しかしませんが、高校生の時の私はこのタイトルと表紙の憂いを帯びた表情をする少女に惹かれました。

 作者は入間人間さんで、この方の作品はダークな世界観を漂わせている作品を何作も書いていらっしゃいます。

 この書籍もライトノベルですが、最初この本を読み終えた時に思ったことは「なんてものを電撃文庫で出すんだ…」と戦慄した記憶があります。

 あらすじの部分にも電撃小説大賞の最終選考会で物議を醸した問題作、とはっきり書いてありますしね。

 確かにタイトルに惹かれ表紙に惹かれて選びましたが、ここまでとは…、と今でも印象深い作品です。

 分類としてはラブコメディーに入りますが、勿論少女漫画や王道のラブコメディーとは大きく外れています。

 よくこれをラブコメディーに出来たと感心するものです。

 そしてよく出版したな、と。

 内容は内容として暗い感じを醸しながらも、私は一気に読み終えました。10巻まで。

 それぐらい小説としては出来上がっている作品だと思います。

 入間人間さんの作品は設定や登場人物も魅力的で個性あふれるキャラクターが登場しますが、私が一番気に入っているのは表現力です。

 普通の人とは違った見方、と言うと簡単に聞こえすぎてしまう感じがありますが、登場人物が見るねじ曲がった世界観を私達読者に伝わるように文章として起こしていることに魅力を感じます。

 それでも内容はラブコメなんですけれど。

 

 

 物語は主人公であるみー君の視点で語られます。みー君から見た世界観が本を読み進めていく内にのめりこんでいくことでしょう。

 みーくんはまーちゃんのために色々な事をします。

 一緒に暮らしたり、一緒に登校したり、一緒に学校を休んだり、まーちゃんが持ってきたトラブルを解決するために捻くれた解決方法をとってみたり。

 時には自分が傷ついて、時には他人を傷つけて。

 それでもまーちゃんのために奮闘します。まーちゃんが大好きなみー君のために。

 まぁ、嘘だけど。