劇場サーカス

主に自分が読んできた本(小説・漫画)を紹介します。

本の紹介~ラストレシピ 麒麟の舌の記憶~

  こんにちは。サーカスです。

 気づけば今年も2カ月が過ぎ去り、3月に入りました。

 3月になったといっても未だ冬の寒さは健在です。体調管理は十分気を付けていきたいですね。

 

じめに

 皆さんは、料理はどの程度やりますか?

 毎日やる方から全くやらない方まで様々だと思います。

 私の家では朝食は自分で作ることにしています。明確なルールとしてある訳ではないのですが、自然と暮らしていく内に暗黙の了解になっています。

 生活スタイルがぴったり重なることが少ない家庭なのでしょうがない面もありますが。

 昼食も各自ですね。お互いが家に居ても違うものを食べていることが多いと思います。孤食ですね。個食ではありません。

 夕食は一緒に食べます。

 夜勤がある仕事なので夕食の時も一緒に食べられないときもありますが、二人揃っている時は一緒に食べるようにしています。

 帰る時間が遅くなっても出来る限りそうしています。

 せっかく作ってくれるっていうのにわざわざ外で食べる理由もありませんから。

 私は食事にこだわりがある訳ではないのですが、料理に時間と手間はなるべくかけたくない人間です。

 洗い物は増やしたくないし、特にまな板や包丁を使うのが好きではありません。

 食材を切る必要がる場合は手で千切ります。その方が時間も洗い物の手間も省けるからです。

 それに料理はやはり出来立てが美味しいと思うので、帰ってきた奥さんに温かいものを食べてもらいたいという思いもあります。

 それこそお風呂に入っている間に出来れば私はベストだと思うのです。

 料理に対する価値観は様々です。 

 自分に合った価値観を選んでいけばいいと思います。

 私の意見は参考までに見てください。

 

の紹介 

 今回紹介するのは「ラストレシピ 麒麟の舌の記憶」です。

ラストレシピ 麒麟の舌の記憶 (幻冬舎文庫)

ラストレシピ 麒麟の舌の記憶 (幻冬舎文庫)

 

  この子は2014年に刊行された「麒麟の舌を持つ男」を改題したものとなっています。

 前作である「麒麟の舌を持つ男」を私は読んでいないので前作に対する意見を述べることが出来ません。ご了承下さい。

 なんとこの「ラストレシピ 麒麟の舌の記憶」は映画化が決定しております。

 主役はジャニーズ、嵐でお馴染みの二宮和也さんです。

 この子はとても素晴らしい内容になっていますので、是非映画も魅力溢れる作品にしていただきたいです。

 

らすじ

 第二次大戦中に天才料理人・直太朗が完成させた究極の料理を蘇らせてほしいと依頼された、絶対味覚=麒麟の舌を持つ佐々木充。彼はそれを”再現”する過程で、そのレシピが恐ろしい陰謀を孕んでいたことに気づく。直太朗が料理に人生を懸ける裏で、歴史をも揺るがすある計画が動いていたのだ。美食に導かれ70年越しの謎に迫る、感動の傑作ミステリー!

 

ススメするポイント

 麒麟とは何かご存知でしょうか?

 中国の伝説上の霊獣の事を指しています。決して黄色と茶色が特徴的な首の長い奴ではありません。ちなみに首の長い奴は漢字で書くと豹駝と書きます

 主人公・佐々木充は「麒麟の舌」を持つ天才料理人です。

 麒麟の舌とは絶対音感の味覚版の事です。一度食べた料理の味を記憶し、再現できるというとんでもない才能です。

 その才能を生かし、佐々木充は「最後の料理請負人」という肩書を使っています。

 文字通り、人生最後に自分の望む味、食事を提供するというものです。

 まず、この設定が素晴らしい。

 この主人公は何をしてくれるんだろうという期待感を与えてくれます。

 丁度子供の頃に連れていってもらった遊園地のアトラクションに並ぶ時に感じるあのワクワク感と一緒です。

 「料理」というワードで連想はしやすいでしょうが、どのように話を持っていくのか不透明感も見られます。

 私個人は最初の数ページを読んだだけで虜になってしまいました。

 少し話はズレますが、私は色々な時間で本を読みます。

 仕事の休憩時間だったり、休日の家だったり外出先であったり、雨の日は電車の中でも読みます。

 夜勤務の時も読みますが、2時間の仮眠の時間はいつも眠っています。

 しかし、序章を読み、すっかりこの子にハマった私は仮眠の時間をすべて使い読み切っていました。

 その後の仕事は中々に辛いものでしたが、読み切った時の満足感は辛さを十分紛らわしてくれるものでした。

 それくらい内容も濃いものとなっています。

 伏線の張り方も私好みで、最後の展開で回収し、すっきりとする作品でした。

 料理に熱い情熱を持つ男の話に感動せずにはいられませんでした。

 そして、その思いが色々な登場人物に繋がれていると分かった瞬間は涙を抑えることが出来ませんでした。

 読み切ったあの感覚を一人でも多くの方に感じて頂きたいと思っています。

 

わりに

 小説に限らず、書籍と呼ばれるもの全般に言えることは「書籍は誰かの人生を疑似的に体験することが出来る」ツールだと私は考えています。

 疑似体験をすることによって自分の価値観に様々な要素を取り入れ、より自分らしさを作り上げていくことが出来ると思っています。

 今まで苦手だったものや嫌いなもの、そういった事柄に対して免疫を付けられる最も手っ取り早い方法だと信じています。

 私は書籍を紹介するこのブログを通じて価値観という武器を提供していきたいと考えています。

 価値観というのは決して一方の見方だけしていいものでないということを色々な人生を疑似体験することで理解して頂きたいのです。

 少しでもこのブログに目を通して、興味を持っていただけたなら幸いです。

 今ここにはないどこかへ自分を少しでも進めていただけることを私は願っています。

 好き嫌いせず、まずは読んでみてほしいと思います。

 ありがとうございました。